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iTAP法

intelligent Targeted Antibody Phototherapy

iTAP法

Pipeline

iTAP は、従来のイムノトキシンが抱えていた エンドソーム脱出効率の低さという律速を克服し、標的細胞質への到達量を大幅に向上させることで、低用量でも確実な細胞障害作用を発揮します。この作用機序の改善により、iTAP は 従来の抗体医薬・ADC・イムノトキシンでは効果が十分に得られなかった難治性腫瘍領域にも応用可能性が広がります。
特に以下の領域に注目して開発を進めております。

1、肺がん(Lung cancer)

肺がん領域は、年間13万人規模の大きな疾患領域でありながら、高齢化の進行に伴って手術不適応・手術回避ニーズが増加している市場です。現行のPDT治療は年間約300例と限定的で、依然として大きな未充足ニーズが存在します。iTAP は、従来技術では到達し得なかった“低侵襲 × 高効果 × 高選択性”を実現できるプラットフォームであり、特に高齢者・合併症患者の治療選択肢として市場を大きく広げる可能性を持っています。さらに、日本医科大学との肺がん領域共同研究により、臨床現場のニーズを反映した開発が進んでおり、早期の実装性・市場浸透性が期待されます。

2、悪性脳腫瘍(Brain tumor)

脳腫瘍領域は治療選択肢が著しく乏しい“アンメット・メディカル・ニーズ領域”であり、新規モダリティの導入余地が極めて大きい市場です。特に glioblastoma は、標準治療後の再発率が高く、薬剤が腫瘍細胞質に到達しにくいことが主要な治療障壁となっています。iTAP は、エンドソーム脱出効率を劇的に改善することで 低用量で高い腫瘍効果 を発揮し、正常脳組織への影響を最小化できる特長を持ちます。高齢化に伴う“低侵襲・高選択性治療”への需要の高まりとも合致し、脳腫瘍領域は iTAP が最も強く価値を発揮できる有望な市場のひとつです。

3、卵巣がん(Ovarian cancer)

卵巣がんは診断時に進行しているケースが多く、標準治療でも再発率が高いことから、薬剤耐性・残存病変という大きな未充足ニーズがあります。iTAP は、細胞質への到達効率を飛躍的に高めることで、微小病変や標的発現が不均一な腫瘍にも作用し、“低用量で高効果”を実現します。腹腔内での局所性が活かせる PDT との相性も良く、卵巣がんは iTAP にとって臨床的・市場的に非常に魅力的なターゲットです。